ストラトスのプロトタイプとして1970年に産まれたType Zeroと、1971年に産まれたType 1があります。
Type Zero はランチャーがベルトーネにラリーカーとしてのストラトスを依頼するきっかけとなったプロトタイプで、あまりにも未来的なデザインはその後、Type 1やカウンタックに受け継がれていきます。
ここで取り上げる Type 1 もデザインの意図がはっきり汲み取れるデザインです。デザイナーのこだわりが随所に見られ、量産型ストラダーレとは異なった綺麗なデザインです。
Type Zero の写真を始めて目にした時、超未来的なフォルム、時代を逸脱したデザインは本当に衝撃でした!そんな衝撃もつかの間、1年後にラリーカーとして発表された Type 1 はラリー車としての性能を遺憾なく発揮するだけでなく、 Type zero から受け継がれたスタイルを継承し、ウェッジの効いた躍動感溢れるデザインなのです!
TYPE 1 も市販までには何度もディティールの変更を受けました。
当初のボディカラーは白で、後にツヤ消しの赤(オレンジがかった)になりました。
スポイラーなどのない、スッキリとしたType1のデザイン。
上記の写真は、イタリア雑誌 Andrea Curami 『Lancia Stratos -thirty years later-』
に掲載されています。